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空想と現実を行き交う摩訶不思議な世界。国内外から注目を集める画家 網代幸介の作品展をアルフレックス東京で開催中

古代文明や神話、寓話などから影響を受け、独自の物語を題材とした作品を制作している網代幸介。その作品展「Sally」が恵比寿・アルフレックス東京で開催されている。会期は8月10日まで。

アルフレックスジャパンがアートとインテリアの心地良い関係を提案する企画「LIFE with ART project」。

恵比寿にあるアルフレックス東京にて、国内外から注目を集める画家 網代幸介(あじろこうすけ)の作品展を開催中。空想と現実を行き交いながら網代幸介がキャンバスに繰り広げる摩訶不思議な世界は、ダークな雰囲気をまといながらも、どこか愛らしくユーモラス。見る人々を魅了してやまないこの世ならぬ物語を、アルフレックス東京で楽しめる。

サリーの誘惑/acrylic on wood/21×28cm/2023年

 本展では、「網代が創造し続けた『サリー王朝』の品々」を紹介。サリー王朝について、本展のステートメントで次のように述べている。

「サリー王朝」は前100年から中世まで栄えた文明です。その王朝話は、神話などに描かれてきましたが、近年の発掘により、サリー王朝は実在することがわかったのです。サリーは元は人間で占い師、設計士でした。彼女は王の命で天までそびえる巨大な塔を建設しましたが、それが天上の神ロロの逆鱗に触れ、塔は破壊され、王朝は一度滅亡しました。サリーは民を引き連れ、新たな地に「サリー王朝」を築きました。やがて自らを地上の神と名乗り、ほかの神々を崇拝することを禁じました。ロロは再び激怒し、かみなりの矛で世界を真っ二つにしてしまいました。こうして、天上(楽園)と地上(現実)二つの世界が誕生し、神々と人間を交えた争いは王朝が滅亡するまでつづいたのです。

ー 網代 幸介

きみの夢わたしの夢/acrylic on canvas/130cm×162cm /2022年

サリー像/acrylic on wood /11cm×32cm/2023年

ヘンリーとマリー/acrylic on wood panel/51.5cm×72.8cm/2019年

独自の物語を題材とした作品を制作している網代幸介

網代幸介 Kosuke Ajiro

1980年、東京都生まれ。画家。
絵画を中心に、立体作品、アニメーションなど制作。これまで国内外で作品を発表。絵本『サーベルふじん』(小学館)、『てがみがきたな きしししし』(ミシマ社)、作品集『Barbachica』(SUNNY BOY BOOKS)を出版。

Instagram
≫ https://www.instagram.com/kosukeajiro/?hl=ja

Information

網代幸介 作品展「Sally」

会期:2023年7月27日〜8月10日
会場:アルフレックス東京
住所:東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエア1F
電話番号:03-3486-8899
開館時間:11:00~18:00
休館日:水
料金:無料
 展覧会情報: https://www.arflex.co.jp/topics/07_ajiro

ウェブサイト:LIFE with ART project
企画:noie.cc

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